saludos60のブログ

ついに60代になりました。いいことも悪いことも一日一日を楽しんで暮らしています。

泣けてしまいます。ダブルフェニックス。壮大な愛の物語。

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このカップを使うたびに、思い出す物語

 

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このカップは、山水をテーマに描かれた、NIKKO陶器のデザインです。

ウイローパターンと呼ばれたこのデザイン。

 

ダブルフェニックス

 

と呼ばれています。

そうです、

2羽の不死鳥。

 

この絵には、悲恋の物語が隠されているんです。

中国の、富豪の穢れのないお嬢様が、身分違いの男性と恋に落ちてしまいました。

父親は、引き離そうと別の男性に嫁がせようとします。

ついに、結婚式の日に、二人は手を取り駆け落ちを。

 

あのサイモン&ガーファンクルの音楽の映画、「卒業」みたいです。

二人とは、まさにダスティン・ホフマンキャサリン・ロス

エレーンの結婚式の日、ベンジャミンは結婚式場にのりこんで。

ただし、彼は彼女の母親と関係があり。。。。うーんやや複雑。

真実の愛に気づくという、10代の時に見たのでは衝撃的な映画でした。

 

 

すみません、話を、山水の中国に戻します。

二人は、駆け落ちはしたものの、激怒した父親は執拗に彼らを追い詰めました。

富豪ゆえのプライドもあり、娘を許せなかったのでしょうか。

そしていよいよ、二人は捕まってしまいます。

離れるくらいならと、ついに死を選ぶ二人。

 

 ロミオとジュリエットのような、悲恋のお話。

この物語を知ってから、ますますこのカップが好きになってしまいました。

よく見ると、カップには3人の人が描かれているんですね。

 

そして、不死鳥が2羽います。

 

 

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結ばれなかった二人は、愛の不死鳥(ダブルフェニックス)となって

永遠の愛に結ばれている、という

 

とても悲しい悲しい愛の物語なんです。

 

そんなことを、使うたびに思い出しては、話してしまいます。

年をとると、こういう話に本当に弱いですね(涙)

身分の差、人種の差、すべてなくなればいいのに。

 

www.nikko-tabletop.jp

 

我が家の歴史の一コマ

 

この、ニッコー食器のカップは、私が小学生の頃にうちに届いたお中元がお歳暮です。

箱を開けた瞬間から、私はこのカップに取りつかれてしまいました。

 

色合い、絵柄、そしてデザインのバランス。

 

大げさですが、この出会いが、私が芸術や美術に傾倒していった入り口の一つであった

のかもしれません。

 

完璧すぎる。。。。

 

誕生日は、父がコーヒー豆を挽いて、これを使ってコーヒーと不二家のケーキ🎂

また、お客さんが来ると、このカップの出番です。

そして両親が亡くなって、実家の整理の時に、オールドノリタケティーカップと一緒

についに!私のところにやってきました。

2カップだけ、あの時あまりの汚れに、捨ててしまったのが悔やまれます。

現在4カップ、あります。

 

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そして、更なるサラの悲劇が。

 

息子が、食器棚にぶつかったときに2枚の皿が落下。

1枚は、粉々でカンゼンアウト。ありがとうさようなら~

もう1枚は、まっ2つに割れたのですが、瞬間接着剤でつなげて何とか修理。

金継ぎ、で直そうかと覚悟したのですが、表はとてもきれいにくっついてます。

ということで、現存は、ソーサーが5枚、カップが4個。

ソーサーは、カップを置く凹凸が何もなく平たいので、皿として使っています。

 

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ですが、さすがに50年物古いんですね~

白い部分に貫入(かんにゅう)と呼ばれる、ひび割れがたくさん出ています。

貫入は、上薬にひびが入った状態のことで、装飾ともいわれ、一応製品には問題なしと

言われています。

この時代の、素材や製法の問題なのでしょうね。

 

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少しデミタスのこのカップ

ベトナム式に、コーヒーを頂くときにもよく似合います。

コーヒーの細かめの粉をフィルターを使わず、抽出し、甘いコンデンスミルクを入れて

頂きます。

 

 

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 思い出の詰まったモノは、なかなか処分できません。

まだしばらく、このカップも使い続けるつもりです。

 

さて、アイスコーヒーでも入れて涼もうかな。

 

 


それでは、Saludos!!!

 

 

 

 

 

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