近場の、昭和の香りの温泉旅館に、行ってきました。
たまに、
うわっ！
ふるっ！
なんと、時代おくれな。
昭和そのまんま。
（写真はイメージです）
まあ、風情と言えば風情のある、でも結構ボロい。
そんな旅館がありますね。
なつかしさもありますが、何十年も変わっていないような宿。
じゃあ具体的に、どんな旅館かというと。
部屋編
・縁側があり、そこに椅子のセットがある。
・その椅子も骨董品。
・縁側に、冷蔵庫や手洗い場がある。
・部屋のお風呂は、タイル張りで超レトロ。
・部屋からの電話機が、ダイヤル式。
・鍵付きの、重たい年代物の金庫がある。
・薄型テレビが、なんとなくあっていない。
・レトロな化粧台がある。
・ポットが、上から押すだけのタイプ。
・布団はひいてくれる。（薄い布団）
・旅館案内の冊子が破れているまたはビニール張り。
調度品は古くても、清潔度は高く、問題はありません。
また、トイレやエアコンはリフォームされていることが多いです。
施設編
・建物が、半世紀はたっている。
・建て増ししてきたため、迷路のようになっている。
・食事部屋の、大きな炊飯器が昭和のもの。
・装飾品は、数十年はたっている。（剥製とか、こけしとか）
・庭は庭園で、池があり錦鯉がいる。
・風呂も、洗い場も年季がはいっている。
・トイレが和式もあり。
・看板や注意書きが、かなり前の手書き。
今回の宿も、こんな感じ。
施設維持は、つくづく大変だなーーっと思います。
でも、今どきこれはねえ。。。
っと思う箇所がいくつもありました。
日本を楽しみたい外国人には、喜ばれるかもしれませんが、
施設や部屋だけを思うなら、近代的なビジネスホテルのほうを
選んでしまいそうです。
しかし！
やはり何がいいかと言うと、
おもてなし
なんですね。
アテンドは、年配の女性でしたが、さすがプロ。
感じもよく、よく気が付く方でした。
そして、お食事
これはもう、文句のつけようがありません。
やはり、和食は、見て楽しむもの。
食器だけでも、見る価値があります。
量も、私には多すぎるくらいです。
ですが、デザートの、ケーキとフルーツは、夫の分も頂きました(^^♪
宿泊客、少ないです。
こんな時期ですからね、遠くからは来ていない様子でした。
だいたい、高齢の夫婦ですが、ご家族連れが一組いました。
お父さん、お母さん、女の子二人。
お父さんが、お酒を飲み、とてもにぎやかでお母さんが陽気な方。
子供たちに良く話しかけるから、子供たちも、たくさんしゃべりとても楽しそう。
きっと、家でもたっぷり、みんなでおしゃべりして明るい家なんだろうなっと
懐かしく、羨ましく感じました。
お風呂は、ちょっと、なんだかな～～でした。
温泉♨は、すごく良いのです。つるつるすべすべ。
ただ、レイアウトかな、風呂場の室内に、でっかーーーーーい岩が設置されていて
景観なんか何も見えず、暗い。
そう、岩が邪魔な感じ。
段差もあって、お年寄りは気をつけないと危ないかも。
昔、こういう風呂場デザイン、流行ったのでしょうね。
いまなら、もっとヒューマンマインド、人間中心設計をするだろうな、っと思います。
大きな古めかしい宴会場、結婚式もできるような広間も
かつての繁栄を見るのは、つらいものがあります。
この旅館の未来を考えたとき、なんとも悲しくなってしまうのでした。。。
個人的には、もう和室はちょっと辛いのです。
夫も私も腰が痛くなるので、縁側にある椅子を畳に持ってきて座っています。
小さなテレビでしたが、オリンピックも。
昨夜の野球はすごかったですね！！！！
朝食も、ちょうどいい量の和食でした。
朝はあまり食べないので、夫のお腹へ（笑）
帰りに、おかみが作っているという、トマトと胡瓜を
たっぷり、頂きました。
お土産付き！
おもてなしは、素晴らしかったです。
お土産までもらえるんなら、
もちろん、また、行きます（笑）
それでは、Saludos!!!
