年をとると、なんだかんだ、寂しくなることが多いですね。
これもそう。
ついにお別れしました。
お雛様です。
娘が小さい時は、毎年飾っていたものです。
孫に女の子が、うちだけだったので、実家からもらって来た
2世代のもの。
私が子供の頃は、こんな感じに。
お着物を着せられて、毎年記念写真。
私は、グリム童話とかよく読んでた頃でしたので、
ひな王国の、王様とお妃様
とか、呼んでいました。
親戚の伯母や叔父が一段ずつ買ってくれたと聞いています。
ひな祭りの日は、祖母がごちそうを作り友達を呼んだりしてましたね。
父が、不〇家のショートケーキを買ってくる日だったし。
ひな祭りの歌を、オルガンで弾いたりして。
昭和の団らんそのもの。
ちなみに、雛段は、父が組み立て式に手作り。
30年ほど前、夫に説明書付きで渡されました。
ですが、
今は、ついに、これだけに。
お内裏様とお雛様 ♪♪♪
お二人だけになりました。
実は、
数年前、知らぬうちに捨てられてしまいまして。
夫に!
最初はすごくショックでした。
ぜ、ぜ、全部捨てちゃったの???
ビックリして卒倒しそうでした。
お内裏様とお雛様
三人官女も五人囃子も右大臣左大臣も箪笥とかぼんぼりとか、、、、
ぜんぶ???
みると、お内裏様とお雛様だけ、箱に入ってしまってありました。
でも、すぐに納得した自分がいました。
娘も無事にとっくに成人したし、父も納得してくれてるでしょう。
古い物で、塗りも剥げてしたり、布も破けていたし。
壊れてしまっている、お人形さんもいました。
虫食いなんかもあったし。
処分は、人生のお片付け中の、我々の仕事だと思ったんですね。
よくぞ、処分してくれました。
パチパチ!
しかも、私に内緒でねー
おそらく、言ってくれても
私も引き止めなかったかもしれない。
でも、ちょっと心が痛むので時間がかかったかも。
そう、最後にもう一目だけ
お別れに拝みたかった。
アメリカの友人のお宅に、ちょうど今頃伺ったときに見ました。
同じようにお内裏様とお雛様だけが、リビングにちょこんと飾られていました。
これしか持ってこれなかったのよって。
奥様の人生の一部だな、っと感じたものでした。
私にとっては、このお内裏様とお雛様は、
父と母の思い出そのもの。
あともうしばらくだけ、毎年飾らせて欲しいと思います。
それでは、Saludos!!!
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