私の手元に、3代にわたって、溜まってしまった古い着物があります。
明治生まれの祖母の世代は、ほぼ生活全般が 着物の時代。
子供の頃も、ずっと着物を着ていたんだと思います。
大正浪漫的な、素敵な柄のものが多いです。
80歳を超え、亡くなる頃は、すでに洋服の生活になっていました。
昭和初期の母は、すでにはいからな洋服の時代。
でも、今ではほとんどいませんが、入学式や卒業式などは自前の着物を着てました。
当然着付けも自分ででき、着物を扱うことも全部自分でしていました。
そして私の世代。
着物は好きです。子供の頃は、お正月やひな祭りはもちろん着物。母や祖母が着せてくれました。夏は、毎年、お祭りに浴衣でしたね。
成人式と友人の結婚式には着てましたが、今は、着ることもありません。
子供たちも、多分着ることはないですね~
昔は、着物を着る機会が今よりはあったということですね。
そして、タンスに入ったまま。
ずっと眠り続けています(笑)
うちへ、すべての着物が来る前、実家での片づけの時のことです。
「古い着物引き取ります!」
「出張査定します。高額引き取り!」
チラシや、ネットの宣伝広告につられて、2業者、来てもらったことがあります。
約束の訪問査定の日、マンションの一室に、広げられるように用意しました。
比較的新しい、訪問着や、紋付きなどの着物や、古いけどセットである振袖などは、まあまあの価格になるだろうと、ちょっと期待していました。
業者1(25~30代男性、若いなという印象)
身分証提示。
あまり価値のあるものはない。と。
ただでよければ引き取り可能。
他に、引き取ってほしいものはあるかと聞いてきたが、わずか10分ほどで引き揚げ。
業者2(30代~40代男性、やり手の番頭さんのような気さくな人)
身分証提示。
あまり価値のあるものはない。と。
ブランドやデザイナー物(着物の)がないか。と
割と上質の訪問着をさして、これはいいものですねと。
トータル5000円で引き取りましょう。と。
ほうほう、まあいいか。
と思ったのですが!
条件がありました。
他の、金目のものを、一緒に出してくれるなら。
えっ、着物の買取じゃないんですか?
着物は、アジアで需要があるので送っています、とも書いてあったような。
そう言えば、盛んに他に何かありませんか?と言っていました。
何、どんなもの?と聞くと、
貴金属系、ネックレス、指輪、金貨など。
亡くなった方のもので要らないものがあるでしょうっと。
実にいろいろ、突っ込んできますね~
うちには実際、あまりなかったので。
良いものは形見にと、実際もう運び出した後でしたから。
結構粘って、探してきてください、という感じでしたが、
この人、怪しいんじゃ?
っと、お断りしてお引き取り願いました。
訪問販売や訪問勧誘は、今まですべてお断りしてきたのに、呼んでしまったのがバカですね。でもマンションには、3人(男性も)いましたから。一人でお年寄りなどが応対するのは考え物でしょう。何があるかわかりませんから。
後で調べてみると、この手口、結構多いようです。
引っかからずに良かった!っと思いました。
7~8年ほど前の話ですが、最近はもっと問題になってきてますね。
無理やり、価値のあるものでも、ないと思い込ませて、引きとる。
それ以来二度と、着物買取業者を呼ぶことはありません。
中古品やも、クリーニングしたものしか引き取りません。
錦紗(絹織物の一つ)なんかクリーニングの仕方もわかりません。
いずれ、ほぐして、何か小物を作ろうとおもいつつ、何年も経っています(笑)
年数経てば経つほど、心の中でゴミ化していくので、いずれ簡単に処分できる日も来るかなと思います(^^♪
アンズを収穫。
大好きな干しアンズ用に、塩と砂糖で処理して干しております。
つい、このまま摘まんじゃいますが、食べると怒られます。
それでは、Saludos!!!